Page:Restoration of Front panel
Hand made!

今回はフロントパネルのお話である。
納車から暫くして、フロントスカート部分の腐食が気になってきた。
以前から気にはなってはいたのだが、処置らしいことはコレといって、行っていなかった。
本当はキチンと修理できるショップを、九州でなかなか探しきれていなかったセイでもある。
だが、幸運にもパネル作りの職人と遭遇できた、彼は自分の工場を持たずレストアする車の工場へ
出向き、そこで出来上がるまで作業を行い、終了すると次のレストア車の待つ工場へ渡っていくので、
噂には聞いていたが、連絡を取る手段が難しかったのである。
今回、幸いにも遭遇できたので早速お願いし、快諾を得た(英国車は大好きらしい)。
早速、打合せの日に指定された工場へ、楽しいドライブの後、バンデンを預ける。
さて、問題のスカート部分はコレである。それどころか、ライト回りや至る所に錆が発生していた。
職人曰く、「FOG回り以外は使えませんね、全部作り直しましょ」。
ここに「フロントパネル製作大作戦」が開始されたのである。
で、外したフロントパネルがコレ、もうボロボロ。涙もポロポロ。
レストアは、同じ厚さのパネルを用意し、現車に合わせながら切ったり、貼ったりしている。
治具を使い、叩いて、タタイテ、たたいて、成形するらしい。すると、ヘッドランプ回りはこの様になる。
そんな作業を色んなパーツで繰り返し、パーツを成形し、各パーツが出来上がると、今度は溶接だ。
職人曰く、「イギリス車のスポット溶接で行う」らしく、それに見合うように各パーツにもそれなりの
処置を行っていたという。
「ヘェすごいコダワリだなぁ」と半感心しつつ、早く組んでよ!なんて、思ったりもしてしまうんですよネ。
で、待つこと約2ヶ月、カタチになってきた。
写真前部が作製基パネル。車の白い部分が作製した部分。旧パネルは殆ど使えなかったのが
良く解る。最後の仕上げに、薄く、ホントにごく薄く、パテを盛る。これは塗装のノリの為の処置で、
決して成型目的ではない。(職人が何度も力説していた。)それが、コレ
後は塗装しておしまい。書くと簡単だけど、取っても丁寧な作業で、時間かかってました。
で、職人は作業内容を事細かに写真に取り、事ある度に送ってくれた。
支払いの際はそれらを全て説明した後、代金を受け取った。
心も職人だったなぁ。