Page:Restoration of Automatic transmission
Change new type transmission

さて、今回は数少ない大掛かりな修理の1コマを思い出してみよう。 
事は私の心配性から始まった。
購入後全くと言って良いほど故障の無い車なのだが、オイル漏れは少々気になり始めていた。
それになんとなくバックギアが滑り始めていた。調整の範囲を超えそうだったので、
車検を期に以前お世話になっていた福岡のメカニックと相談し、新車のミニのオートマミッションに
載せ換えようと試みたのだ。
内容は、エンジンコンプリートで載せ変える案も出たのだが、エンジンはとっても調子が良いので
ミッションのみを付け替える事とした。
だが、ミニの新型ミッションとバンデンのミッションとは少々違いが有り、ボルトオンでは取り付けられず
(当たり前かぁ)、ミッションケースのほうに加工が必要となり、早速ボーリング屋さんへお願いする。
出来上がったケースを基に、各部品を調整しながら組み込んでいくが、色々とパーツにも加工が必要
となり、その度に外注し作製してもらう。そして、半年後、なんとなく、形になってきた
外されたエンジン部分や、バラバラに分解された旧ミッションの各パーツ達はそれぞれまとめられ、
木のケースに収納されている。
心臓を抜かれた我が姫も、工場内の隅っこでジッと心臓移植を見守っている。(埃まみれになりながら)
そして、そして、あの忌まわしい事件は起こった。
紅葉まじかな9月の下旬、「もう完成まじかかなぁ」と福岡の工場へ行ってみると、
な!なんと!お店が無い!正しく言うと、店は有るのだが、車もあるのだが、人がいない!
それから週末毎に行ってみるが店は閉まったまま。隣のお店の人に聞くと、メカニックは1日1回は
店に来ているらしいので、待ち伏せする事にした。
ローソンで弁当とお茶を買い込み、車の中でジッと待つ、待つ、待つ。
もう気分は張り込みの刑事(踊る大捜査線の青島でぃ)、そして待つことタクサン、今日はダメかと
諦めかけた、と、その時!つ、ついにメカニックが現れた。
さっそく話を聞くと、不幸にもメカニックのお店が資金不足で閉店せざるを得ないらしい。
しょうがないので、バンデンとその他パーツを全部引き取ることで、チャラにした。
(結構、諦めははやい)
同じ年式の赤いバンデンがもう一台修理に入っていて、「あの車どうなるのだろう?」と人事とは
思えず心配になったのでした。(お人好しかなぁ?NON、バンデン乗りはみんな一緒さ、ね!)
そして、12月のとある日曜日、積載車を自走し心臓を抜かれたバンデンとバラバラの部品を引き取り
に福岡へ行ったのでした。何処で修理しようか!寂しかったね!悲しかったね!
「心配性も高じると痛い目に合う」と言うお話でした。